お口に少しでも違和感があったら早めの受診が大切です

お口に少しでも違和感があったら早めの受診が大切です

「冷たい物や甘い物がしみる」
「歯が痛い」
「歯がズキズキする」

これは虫歯のサインかもしれません。虫歯は、ごく初期の段階では自覚症状がない病気。すでにこのような症状がある場合は、かなり進行してしまっているといえます。

歯が痛む原因

歯が痛む原因は、いくつか考えられます。何が原因であっても、まずその原因をつきとめ、悪化させてしまう前になるべく早く治療をすることが大切です。

虫歯 知覚過敏
症状:
冷たい物や甘い物を口に入れたとき、「しみる・痛い」などの症状がある場合は、虫歯の可能性があります。何もしなくてもズキズキ痛い場合はかなり悪化していますので、速やかに歯科医院を受診しましょう。
症状:
「冷たい物がしみる」「ブラッシングの際にしみる」でも虫歯には見えない場合は知覚過敏かもしれません。歯の表面にあるエナメル質が摩耗して薄くなったり、歯根が露出したりすると刺激に過敏になることがあります。
歯ぐきの炎症 顎関節症
症状:
体調がすぐれないと免疫力が低下し、細菌により歯ぐきが炎症を起こすことがあります。炎症による痛みは一時的な症状で終わる場合もありますが、慢性的な場合はそれ以上悪化させる前に治療を受けましょう。
症状:
「顎が鳴る」「口を開け閉めするときに顎が痛い」「口が大きく開かない」などは顎関節症の疑いがあります。噛み合わせの乱れや歯ぎしり、食いしばりが原因かもしれませんので早めの治療が大切です。
虫歯になる4つの要因

虫歯菌

プラークの中の虫歯菌が「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かすのが虫歯です。虫歯菌を減らしておくことが虫歯予防につながります。

歯質

人により歯質(歯の強さ)は異なるため、虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。唾液の分泌量や質も大きく影響します。

糖分

虫歯の直接の原因である虫歯菌は、お口の中の糖分を養分にして、歯を溶かす「酸」を出します。

時間

「虫歯菌の存在」と「歯質の弱さ」、に加え「糖分」が「お口に残っている時間」が長いと、虫歯の進行が早まります。

歯が痛む原因

つまり虫歯のなりやすさは、上記の4つの要因によって決まります。虫歯予防のためには、飲食後はなるべく早く口をゆすいだりブラッシングをしたりしてお口の中をきれいにすることが大切なのです。そしてお口の中にプラークや歯石をためないことや、歯質強化のための予防処置も重要です。

歯を傷つけない虫歯診断~ダイアグノデント~

虫歯の診断は基本的には目視で行いますが、この場合、歯と歯の隣接面など目で見えにくい部分の虫歯はどうしても発見が遅れてしまいがちになってしまいます。このような場合に大きな効果を発揮するのが「ダイアグノデント」です。
ダイアグノデントは、レーザー光を用いたデジタル虫歯診断機器。資質に当てたレーザーの反射光から歯質の変化を解析することで初期虫歯を高い確率で発見可能です。また入り口が小さく、歯のなかでしずく状に広がっている虫歯も、歯を削ることなく正確に把握することができます。
当院では、ダイアグノデントを用いて、目視よりも正確かつ精密な虫歯診断を行い、「歯にやさしい虫歯治療」に役立てています。

【ダイアグノデントの特徴】

PICK UP! 【ダイアグノデントの特徴】

レーザー光を用いることで、歯質にダメージを与えることなく初期の虫歯を発見することができ、虫歯の早期治療を可能にします。ダイアグノデントにはその他、以下の特徴があります。

  • 虫歯の進行を数値で表せるため、初期虫歯を的確に発見可能
  • 高精度の診断ができ、わずかな歯質の変化も探知できる
  • 歯質を傷めないため、安全な検査ができる

虫歯の進行段階と治療法

進行段階 症状 おもな治療法
CO:ごく初期の虫歯
CO:ごく初期の虫歯
歯の表面のエナメル質の成分が溶けはじめ、白く濁っている「脱灰(だっかい)」の状態です。痛みなどの自覚症状はまだありません。 適切なブラッシングやフッ素塗布により「再石灰化」を促すことで治癒が期待できます。
C1:エナメル質の虫歯
C1:エナメル質の虫歯
歯の表面のエナメル質がさらに溶け黒ずんでいる状態です。冷たい物がしみることがありますが、まだ痛みなどはありません。 虫歯に汚染された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて補います。
C2:象牙質の虫歯
C2:象牙質の虫歯
エナメル質の内側にある象牙質にまで虫歯がおよんだ状態です。冷たい物や甘い物がしみたり、痛みをともなったりします。 虫歯部分を削り、大きさによりレジンを詰めたり、インレー(詰め物)を装着したりして補います。
C3:神経にまで達した虫歯
C3:神経にまで達した虫歯
さらに内側の神経にまで虫歯が進行した状態です。何もしなくてもズキズキと激しく痛みます。 歯の中の神経を除去し消毒する「根管治療」を行います。その上にクラウン(被せ物)を装着します。
C4:歯根にまで達した虫歯
C4:歯根にまで達した虫歯
歯根にまで虫歯がおよんだ状態です。神経が死んでいったん痛みがなくなりますが、歯根の先に膿がたまるとふたたび激しく痛みます。 ほとんどの場合、抜歯が必要です。抜歯後は、入れ歯・ブリッジ・インプラント治療などで歯の機能の回復を図ります。
ひどい虫歯には根管治療を行います

ひどい虫歯には根管治療を行います

重度の虫歯の場合、できるだけ抜歯を避けるために行うのが「根管治療」です。歯の神経や血管が入っている細い管「根管」から虫歯感染部位を除去し、洗浄・消毒し除菌し、薬剤を詰めます。細かい作業で細心の注意が必要な治療法です。当院では、虫歯が進行してしまった方のため、根管治療にも対応しています。重度の虫歯でお悩みの方はお早めにご相談ください。

>>根管治療の詳細はこちらをご覧ください

診療予約はこちらからどうぞ鶴岡歯科医院(電話番号048-684-1811)