お口の健康のために治療はしっかり終わらせましょう

お口の健康のために治療はしっかり終わらせましょう

歯科診療を行うにあたっては、ほとんどの場合数回の通院が必要です。しかし通院回数が増えてしまうと治療を途中で止めてしまう方がいらっしゃるのが現状です。この治療の中断をかんたんに考えてはいけません。お口の健康にとって大きなリスクを負うことになるからです。

お忙しい毎日をお過ごしの皆様ですので予約の時間にご都合が悪くなることもあると思います。その際は、できるだけ事前にご一報いただき、予約を取りなおしていただければと思います。

治療を中断しがちなタイミング

タイミング1 仮歯を入れたとき

仮歯を入れたとき

最終の人工歯をつくっている間に装着する仮歯。歯の色に似たプラスチックでできていて、ものを噛むこともできます。仮歯を入れているときには痛みもなくなっているので、そのまま使い続けてしまう方がいらっしゃいます。しかし、あくまで「仮の歯」ですので、外れやすく壊れやすいのが特徴です。

タイミング2 抜歯をしたとき

抜歯をしたとき

抜歯をすると痛みがなくなるので、そのまま通院をやめてしまう方がいらっしゃいます。しかし歯を失ってしまうとまわりの歯が倒れ込んだり、噛み合う歯が伸びたりして歯並びを乱してしまいがちです。

治療を中断するリスク

リスク1 仮歯のままで放置すると

仮歯のままで放置する

仮歯はあくまで一時的に使用するもので耐久性が低いので長期間の使用はできません。最終的な人工歯を装着する際に外すことが前提なので、外れやすいような素材や形状をしています。そのため必要以上に使い続けると、割れたり、ずれたりします。その結果、すき間から細菌が入り虫歯が再発したり、ずれたまま使うことで噛み合わせが乱れたりすることがあるのです。最終的な人工歯を装着するまで治療を続けましょう。

リスク2 抜歯後、放置すると

抜歯後、放置すると

歯を失うと、歯を支えていた顎の骨が痩せます。また、まわりの歯も移動してしまうので、お口全体の噛み合わせが乱れやすくなります。噛み合わせが乱れると残っている歯に負担をかけるだけでなく、顎関節に過度の力がかかり、バランスをくずすことがあります。すると全身のバランスにも影響し、肩こりや腰痛、頭痛などを引き起こすこともあるのです。歯を失ったら入れ歯、ブリッジ、インプラント治療などの補綴(ほてつ)治療を行い、歯の機能を回復しましょう。

治療を一度中断してしまった方もご相談ください鶴岡歯科医院(電話番号048-684-1811)